お客様の目の前で
お茶を淹れるのは失礼?
 マナーといっても、難しいことではありません。お茶をお出しする相
手への、心配りです。
 まず、お茶はよほど親しい仲でない限り、別室で淹れて、お出しする
のが礼法ではマナーといわれていますが、中国では、お客様の前で
お茶を淹れることも、おもてなしのひとつであると考えられています。ま
た、お茶をのみながら、お茶の味や香り、茶器などについて語り合う
ことを大切にしています。
 日本茶にも、綺麗な茶器や、茶の葉の色や形など、人の目と心を
楽しませてくれる要素がたくさんあります。
 目の前でお茶を淹れてくれた人と、お茶を通して会話が弾む。
 マナーを守るのはもちろん大切ですが、たまには、そんなひとときも
良いのでは?
  冷めないうちにいただくのがマナー。
女性は口紅にも気をつけて。
 お茶を出す側だけでなく、いただく側にもマナーはあります。
 それは、お茶が冷めないうちにいただくこと。温かいお茶を淹れて
くださった方への心配りからです。
 特に女性は、口紅にも気をつけてください。
 茶碗の縁に口紅がべったりついているのを、そのまま放っておくの
はマナーに反します。ティッシュペーパーなどをあらかじめ用意してお
き、さりげなく拭き取っておく心づかいを忘れないようにしましょう。
贈って喜ばれるお茶
お茶は昔から、いろいろな生活シーンで贈答品として用いられていました。
お茶はどんな人にも喜ばれるプレゼントです。
心をこめて、おいしいお茶を贈ってみませんか?
  1 月  お年賀・成人の日のお祝い
  2 月  バレンタインデー
  3 月  卒業のお祝い
  4 月  入学のお祝い
  5 月  五月の挨拶(新茶)・母の日のお祝い
  6 月  父の日のお祝い
  7 月  お中元
  8 月  残暑お見舞い
  9 月  敬老の日のお祝い
  10 月  口切り(茶壺開封の儀式)
  11 月   七五三のお祝い
  12 月  お歳暮