お茶はデリケート。冷蔵庫に保管するときは、
出し入れ時の温度差に要注意。
 お茶はとてもデリケートなもので、温度や光によって変質しやすく、
また他のものの臭いも移りやすいという性質を持っています。
 そのため、保管場所は臭いが少なく涼しい、いわゆる冷暗所であ
ることが必須条件です。
 冷蔵庫にお茶を保存するというのもひとつの手です。お茶にとっ
て、適温は5〜10度ですから、冷蔵庫からの出し入れの際あまり温
度差が生じない場所を選ぶことが大切。また、冷蔵庫から出しても
すぐに開封せず、しばらくおいて常温に戻してから使うことをおすす
めします。
  10日分を目安に、小分けして密封。
冷蔵庫に入れる時は、他の臭いが移らないように。
 お茶の変質を防ぐには、できるだけ空気に触れさせないことが大
切です。
 そこで、10日分くらいをめやすに、買ってきたお茶を小分けし、密封
容器に入れておくのがいいでしょう。
 冷蔵庫で長期保管するときは、他の食品の臭いがつかないよう
に、容器をビニールテープで密封し、さらにビニール袋に入れておき
ましょう。
もしも湿気てしまったら
 湿気たりしてお茶の風味が落ちた時は、炒って自家製焙じ茶を作
ってみましょう。作り方はいたって簡単です。
【作り方】
〔その1〕
フライパンにクッキングペーパーを敷いて、その上に茶の葉をのせ、
弱火でじっくりと香りが出るまで炒る。
 ※炒るときは茶の葉が焦げてしまわないように注意しましょう。
 ※茶の葉がまんべんなく、茶褐色になるまで焙じます。
〔その2〕
オーブントースターを使って、茶の葉を炒る。
(1)アルミホイルの上に薄く均一に茶の葉を広げ、熱を加えます。
 ※およそ1分から1分半が目安です。
(2)仕上がりは、茎が膨らみ、指でぎゅっとつぶすと簡単に粉になった
 頃が目安です。
 ※葉の色は煎茶に近く、俗に言う青焙じ茶と呼ばれるものになります。
 ※アルミホイルの上で茶の葉を広げて、冷ましましょう。